放射線治療について
放射線治療の目的
放射線治療は完全にがんを根治させるため、あるいはガンの症状を緩和させる目的で行われることが多いようです。ガンが局所だけにとどまっている場合は、放射線治療単独で治療する場合があり、またその患者さんの症状によって、放射線治療と薬物療法(抗がん剤治療)を併用する場合、また手術、薬物療法(抗がん剤治療)を施し、その上で、補助的に放射線療法を行う場合があります。
私事となりますが、祖父がガンにかかった際、かなり進行していたガンであったため手術はせず、放射線治療を行いました。今考えると、それは体の中にあったガンを放射線治療で出来る限り死滅させ、命の質と長さを向上させるためであったのかな、と思います。
症状を緩和する治療では、痛み、神経症状、また様々な症状を和らげるために行われるようです。
放射線治療の流れ
ここでは、一般的な放射線治療の流れを書きます。まず、詳しい検査をし、医師からの説明があります。そして今度は、放射線医師から、どの部分にどの位放射線を当てるか詳しい説明があります。その後、実際の治療をどの位の期間、放射線治療を行い、どのような効果が得られると予想できるかシミュレーションをしてみます。最後に、放射線医師が治療計画の作成します。いつから、いつまでの期間放射線治療が行われるか、どの体位でどこに放射線を当てるかなど細かいことまで計画を作成します。
そして、放射線の照射となるようです。
治療中は、マイクが取り付けられており、隣の操作室にいる放射線技師にいつでも話しかけることが出来るそうです。気分や具合が悪くなった時には、いつでも治療を止めることができるのは
ありがたいですね。